アベンジャーズ エンドゲーム を観たくない

観たくない

終わりを知りたくない

 

まだ何も知らないのに何を言っているんだと思うかもしれないが、終わる可能性がある。と言うことに耐えられないのだ。

 

昔から、ヒーローが最終巻で家庭を持ち子供を持つ姿を見るのが本当に嫌だった。どんなに好きなヒーローでも、それをやられてしまったらもう憧れられなくなった。

 

最初は何だったんだろう。鋼の錬金術かもしれないし、ハリーポッターかもしれないし、よくわからない。でも嫌悪感だけはずっと覚えている。

 

まるで「ヒーローはもう終わりですよ」「いつかは愛する人を守るために世界を捨てるんですよ」と言われるようで、受け入れられなかった

 

不可能をも可能にし、どんな時でも輝きを失わない不可侵の希望が客席に引きずり出されたような感覚。一生見上げていたかったのに、過程も知らされず同じ場所に降りてきてしまった。しかも幸せそうな顔で。

そんなことをされたらもう憧れられない。上を向けない。道を指し示してくれる星は地に堕ちた。

 

どうかここに来ないでくれ。せめて遥か頭上で光り輝き散ってくれ。